桜蔭塾 第1回講座報告

<開塾記念講演>

室伏きみ子先生「お茶の水と私」

~お茶の水での生徒・学生・教員・学長としての50年間~

2021年4月13日、第1回開塾記念講演に室伏きみ子先生をお迎えしました。
Zoom配信ということもあり、全国各地だけでなく海外(イギリス、アメリカ)在住の卒業生からも申し込みがあり、受講者は100名を超える盛況となりました。

室伏先生講演.jpg

まず桜蔭会・髙﨑みどり会長のご挨拶がありました。続いて室伏きみ子先より、お茶の水女子大学附属中学校時代から高校・大学・大学院、ご結婚後のアメリカ留学・子育てにいたるまでの楽しいお話や、ご研究のお話、また大学改革にあたり「新しく生まれ変わる大学」にご尽力されたお話などがありました。

90分という講演時間中ご休憩もなく、パソコンの向こうの多くの卒業生に語り続けられる先生はとてもお優しい表情でした。​

配信風景.png

ただいま配信中!

★受講者からの感想★

・室伏先生のお話は、ユーモアがあり大変分かりやすく、1時間半があっという間でした。お子さんを育てながらの研究は忍耐や体力が必要だったと思います。また6年間の学長時代に母校のために、身を粉にして様々な改革を行っていらしたことに深く感謝申し上げます。

・室伏先生の研究者、教育者としての姿勢に感銘を受けるとともに、時代の荒波に呑まれそうになっていたお茶大を大きく発展させられた力量に敬服しました。感謝の思いが自然に湧いてきました。

・化学者として研究分野で立派な功績ご活躍のみならず国際的社会的にも広く多くのことに貢献され、中学時代のお教えをずっと持ち続けていらっしゃる先生の生き方に改めて感銘を受けました。

ill01.jpg
ill03.jpg

・時間が短かかったのが残念でした。もっと色々お聴きしたかったです。室伏先生でなければできなかった大学の改革、今後の大学の方向性のご教示など、先生の「お茶大」に対する「愛」がしっかりと伝わってきて、とてもうれしく感動致しました。先生のお力で、母校が今後も時代の流れを先取りして発展することを信じております。ありがとうございました。

・最近の母校の取り組みなどを知ることができてよかったです。応援する気持ちが高まりました。

・本日は前学長の室伏先生のお茶大への思いとご貢献を伺って、同窓生としてうれしかったとともに、生物学の研究をずっと続けてこられ、女性としても道を開いてこられたことに感激いたしました。お茶大がこれまで有為な女性を育成してきたように、これからも男女平等な社会への貢献をしてくださるよう願っております。

 

・Zoomとは縁がないと思っていましたが、想像していたより容易で、画面も音声も問題なく、チャレンジして良かったというのが一番の感想です。

ill02.jpg
 

桜蔭塾 第2回講座報告

<開塾記念講演>

藤原正彦先生「日本のこれから」

2021年4月24日、第2回開塾記念講演に、藤原正彦先生をお迎えしました。オンラインで参加することができる新しい形の講座に、全国各地・海外(アメリカ,オランダ)から195名の方が受講しました。

東京女子師範学校のお話から始まり、人権概念のもろさ、グローバリズムの問題点など独特の視点で語られました。

たとえコロナ禍であっても、我々日本人は日本の国柄を見なおし、「日本人の心」をもって生きることができる誇るべき国民であると、一人一人の心に届くご講演でした。ユーモアを交えた、お話は飽きることなく、あっという間に60分が過ぎました。

藤原正彦写真(トリミング).jpg

講演後のアンケートでは、藤原先生の再度のご講演、シリーズ化を希望する声がたくさんあがりました。また、「桜蔭塾」への応援メッセージも多くの方々からいただきました。(以下、一部ではありますがよせられた感想をご紹介します)

★受講者からの感想★

ill04.jpg

・藤原先生のご講演はとても楽しく、学生時代に戻ったようなワクワクする時間を過ごせました。


・初めはユーモアを交えてお話しされ、笑いっぱなしでした。先生ならではの観点からのお話で興味深く引き込まれました。日本人に生まれたことを誇りに思う一方で、今後私にも何かできないかと考えさせられました。しっかりと心に届くお話でした。また、お話を伺いたいです。有り難うございました。


・藤原先生健在!でした。お会い出来て嬉しかったです。藤原先生の整数論(誰でもわかる)のお話聞きたいです。

・富山にいながら藤原先生の講義をお聞きできるのは本当に貴重なことだとしみじみ感じながらの聴講でした。皮肉なことにコロナのおかげかもしれませんが…。 講義をお聞きし、日本人の国柄、精神を改めて誇りに思い大切にしていきたいと思いました。あっという間の1時間でした。 素晴らしい企画をありがとうございました。


・最初はなんとなく聴いていましたが、途中からは、涙を流しながら聴きました。 コロナで不安な時代、今後どうなっていくのだろうと不安の中、今こそ、日本人としての 自覚をもって生きよと励まされた気がいたしました。 藤原先生のお話をシリーズ化していただけるとありがたいです。


・藤原先生の変わらぬ毒舌の楽しいお話、そして、これから何を大切にすべきかを指し示すお話、とても満足いたしました。ありがとうございます。これからも楽しみにいたしております。


・1時間があっという間でした。コロナをマイナスと捉えず、今までを考え直し、さらに良くする機会とおっしゃられたことに大変感銘を受けました。今の自分の立場でできることを実践していきたいと思います。地方にいながらにして質の高い講演を聴けるようになったこともコロナのもたらしたチャンスの一つだと思います。

・遠くてもzoomだと参加できてありがたいことでした。このような企画がありうれしいです。


Zoomは初体験でしたが、手軽で良いシステムだと思いました。今後もこのような機会がありましたら、積極的に受講したく思います。ありがとうございました。
 

・お話しに引き込まれ、あっという間に1時間が過ぎました。刺激を受け、さらに何か摂取したい、本を読まねば、という気持ちになっています。新しい企画のお陰です。今後もできれば参加したいと思います。

ill06.jpg
 

桜蔭塾 第3回講座報告

<開塾記念講演>

髙﨑みどり先生「日本語の歩む道」

 ~「令」「和」から“共生(やさしい)日本語”まで~

2021年5月16日、第3回開塾記念講演に、髙﨑みどり先生をお迎えしました。今回は先生のご自宅からのZoom配信で、アメリカからの参加者を含む80名が受講しました。

講演では、日本語について、そのはじまりから、中国語の取り込み、外来語と外行語、現代の“役割語”や“打ち言葉”、外国人にもわかりやすいやさしい日本語に至るまで、多様な観点で語られました。

日本語は漢字・平仮名・カタカナ・ローマ字の4文字体系を持つ独特な言語で、豊かな言葉遊びを楽しむことができる一方、まだまだ変化・進化できるエネルギッシュな言葉であることを改めて気づかされた、とても深い内容の講演でした。

髙﨑先生写真(トリミング).jpg

先生の穏やかで優しい語り口も大変印象的で、アンケ―トでは第2弾の講演を期待する声もたくさん寄せられました。

★受講者からの感想★

・大変楽しく興味深い講義でした。「打ち言葉」「やさしい日本語」には、なるほどと思わされました。日本語学は大学進学の際に検討した分野であり、新書を読みあさり、今も興味のある分野です。今後も髙﨑先生のお話をお伺いしたいです。

・卒業後 25 年ぶりに日本語学の講義を聴く機会となりました。現代の変化に即した内容で、とても興味深く、楽しく参加できました。

ill08.jpg

・言葉の変化は身近に耳にするものですが、外行語、打ち言葉、ミ形等、どれも初めて知る用語で興味深くて、もっと知りたくなりました。楽しく受講させていただき、ありがとうございました。

・最近、ハングル語や中国語をかじっていると、日本語はこれらとどういう関係にあったのか、やまとことばはどう生まれたのかと思っていました。この辺をうかがえて興味深かったです。 70 代となった今、テレビで若い人が話すことばがわからないこと多々ありです。今様の言葉もなるほどと感心しますが、誰にも伝わるように、誰もが正調?も知っていてほしいです。

・桜蔭塾でチャット機能を始めて使いました。 自ら書き込むことで受け身ではなく主体的に参加している感覚を持つことが出来ました。

・講演と平行してのチャットはやめて欲しいです。講演後にチャットタイムをもうけてその中から質問などを取り上げてお答えいただくなどの形にしていただければ嬉しいです。

ill09.jpg

・打ち言葉、方言コスプレ、役割語が興味深く新鮮でした。若い人と話していて「つらみ」などのミ言葉の意味がわからないで戸惑っていました。それほど気にしなくていいのがわかってうれしいです。 研究者の方は漫画やアニメ、サブカルチャーまで広く題材にされるんですね。

・幼い子供がいるので、自宅に居ながらにして講義を受講できることは大変貴重な機会でした。新しい日本語、打ち言葉やミ形の研究は興味を持ちました。今後も是非受講させていただきたいと思います。

・日本語の成り立ちから現代、未来まで、幅広く盛り沢山の内容で、興味深く拝聴致しました。時間の関係で、いささか駆け足気味でしたが、緊張感を持ってついて行くことができました。またいつか何回かに分けてゆっくりと話をふかめていただく機会もあればと思います。どうもありがとうございました。