9月11日(日)
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桜蔭塾 第13回講座
石井クンツ昌子 副学長先生
♦日時
2022年9月11日 14:00 – 15:30
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♦テーマ
「家庭内性別役割分業から考える男女平等参画」
~男性の育児・家事に注目して~
♦石井クンツ昌子先生からのメッセージ
約30年間アメリカで生活をして平成18年に帰国しました。日本に戻った一番の理由は以前数回集中講義の非常勤講師をさせていただいたお茶の水女子大学の学部生と院生の教育と指導に携わってみたいと思ったことです。以来、113人の学部ゼミ生、44人の修士号取得者、39人の博士号取得者が私の研究室から羽ばたいていきました。石井ゼミと石井研の多くの皆さんも桜蔭会の会員であると思いますので、この度「桜蔭塾」でお話をする機会を与えていただいたことは、私にとっては教員時代への「ホームカミング」です。私のライフワークとも言える家庭内性別役割分業に関する研究から社会における平等な参画とその推進などについてのお話をさせていただくことを今から楽しみにしております。また、私の教員時代にお会いできなかった桜蔭会の皆様とお知り合いになることができましたら嬉しい限りです。
♦プロフィール
お茶の水女子大学理事・副学長。アメリカワシントン州立大学にて社会学博士号取得後、カリフォルニア大学リバーサイド校社会学部で20年間教鞭を執る。平成18年から14年間、お茶の水女子大学教授および平成27年からは同学ジェンダー研究所所長を兼務。令和3年から現職。主な研究テーマは家庭内性別役割分業の国際比較。日本家族社会学会会長、日本社会学会理事、日本家政学会家族関係部会役員、国連専門家会議メンバー、内閣府男女共同参画会議専門委員、日本学術会議連携会員などを歴任。平成24年には全米家族関係学会より国際的な家族研究者に贈られるヤン・トロスト賞を授賞。著書・共編著に『「育メン」現象の社会学』(ミネルヴァ書房)、『Comparative Perspectives on Gender Equality in Japan and Norway』(Routledge)など多数。