桜蔭塾 第4回講座報告
<開塾記念講演>
宮里暁美先生「子どもが子どもらしく育っていくために」
~withコロナの「今」考えたこと~
2021年6月26日、第4回開塾記念講演に、宮里暁美先生をお迎えし、講演をしていただきました。今回は、事前に録画した講演をZoom配信しました。
全国各地だけでなく海外(アメリカ)在住の卒業生からも申し込みがあり、受講者も70名を超えました。
講演では、文京区立お茶の水女子大学こども園の園長としてのご経験から、たくさんの写真を交えてお話しくださいました。
withコロナの今日、感染防止対策とやらせたい保育内容を対立的に捉えるのではなく、対策も「100%は求めない」、保育内容も語尾に「できない」にしない工夫を、常にプラスを見つけられるようにしたい、細心の注意を払いつつ「全力」で「普通」であり続けるようにと提言されました。
また、笑うことの大切さ、子どもの目のつけどころを生かすこと、「感じる」を大切に暮らすことを多くの事例とともに語られ、家庭・地域・社会の中で,その子の中に芽生える「なりたい私」への応援ができるようにと、結んでくださいました。
宮里先生の温かなまなざし、一人一人の子供の感性を大切にし、ちょっとした会話や動きの中でその芽を育てていく様子を拝聴し、心が癒されました。宮里暁美先生、本当にありがとうございました。
★受講者からの感想★
・宮里先生の子供への温かなまなざし、一人一人の子供の感性を大切にし、ちょっとした会話や動きの中でその芽を育てていく様子を拝聴し心が癒されました。
・コロナ禍にあっても、大切なことは可能な限り全力で、細心の注意を払いつつ普通に暮らすこと、笑顔を忘れずやわらかい心を持って生きていきたいと思いました。宮里先生、ありがとうございました。
・子育て、子どもとのかかわりのお話は、今の私の生き方にもつながる貴重なお話でした。コロナ禍であろうと、なかろうと、何時も目の前のことに丁寧に真摯に向き合う大切さを思います。ありがとうございました。
・講演が始まる前に大学構内の写真を流してくださったのはとてもよかったです。宮崎先生のお話では心に響くお言葉がたくさんありました。保育に関係する職業でもないですし、子育ても終わっていますが、今後の自分の生き方にもいろいろヒントをいただいたように思います。ありがとうございました。
・よいお話をありがとうございました。 主題は、子どもについてのお話ですが、60歳台になっている私でも、今のコロナ禍の中でも、とても心と気持ちに響く内容が多く含まれていて、(久々に)穏やかだがしっかりエンパワーされた時間をすごせたと感じています。いくつになってもいつでも、自然と関わったり不思議を感じ驚嘆することの大事さを、改めて心に刻みました。
・コロナ下での保育、本当に難しいものがありますが、「できない」でなく「できる」ことを考える、ということを実践している現場の先生方にエールを送ります。
・子育てに関わる大人の基本的な姿勢、温かいまなざしに共感し、改めて大切なことに気づかせていただきました。コロナ禍において、語尾を「できない」にしない工夫! 自分自身にも言い聞かせました。
・zoom なので、気軽に参加できて、とても良かったです。
・子どもはいないが,近隣の子どもたちに接するとき,いつも何か褒めるようにしていました。それも大事な社会との接点になるとうかがって,よかったです。
・宮里先生のお話しを伺い、コロナ禍の中で普段の何気ない生活が大切と改めて思いました。先生が紹介してくださった詩、子どもの言葉、益田ミリさんの文章、どれもすごく素敵で心に沁みました。